こんばんは。
クラフトパル代表の都甲です。
いよいよ明日は鳥人間コンテスト2015開催日ですね。
直撃すると思われていた台風が外れ、無事に開催されそうですね。よかった。
さて、そんな中、クラフトパルから大事なお知らせがあります。
山形大学クラフトパルは、第38回鳥人間コンテスト2015への出場を辞退いたしました。
理由は、7/22のGTFで操舵部が故障したことです。
私たちは7月中、ほぼ毎日GTFを行ってきました。しかし、天候不良や駆動・操舵部の不調により、大会3日前の時点で飛行ができていませんでした。
そこで私たちは、ラストチャンスとして、7/22に山大工学部グラウンドでGTFを行いました。
そこで、右翼エレボンを動かしていたサーボモーターが原因不明の故障を起こし、TFを終了せざるを得なくなりました。飛行することを確認せぬままの、TF終了でした。
サーボモーターを変えても、原因がわからない以上、また同じように壊れてしまうかもしれない。もし大会でのフライトで同じことが起きたら、機体は操縦不能になり墜落するかもしれない。その時に、果たしてパイロットの命の保証ができるだろうか。
そして、仮にエレボンが直ったとして、安全に飛行することは確かめられていないが、大丈夫だろうか。
その問いの答えが、棄権でした。
私たちは、活動拠点である米沢の皆様に温かい支援をいただきながら、活動しています。
作業場を提供していただいたり、私たちのいろいろな要望に協力してくださった大学の職員の皆様。私たちがより良く活動できるようにと、たくさんの支援をいただいた、米沢市役所をはじめとする様々な団体の皆様。私たちの活動を広めてくださった報道関係の皆様。様々な場所で「鳥人間コンテストに出るの!すごいね!頑張って!」と温かいお声をかけてくださった米沢市の皆様。
ここまで機体を作り上げ、飛行に挑み続けられたことは、ひとえに応援してくださった皆様のおかげです。
その皆様の期待に答えられなかったこと、代表として、パイロットとして、機体を作り上げた一部員として、とても申し訳なく思っています。
琵琶湖でのフライトをお見せすることができなくて、本当に、本当に申し訳ございません。
この鳥人間コンテストのために作ってきた機体「姫鶴」ですが、まだまだ製作は止めません。
いつかどんな形でも、きちんと飛行できてからプロジェクトを終了したいと思います。
詳しいことは、部員たちと話し合ってからまたお知らせするかと思います。
なので、どうか、こんなクラフトパルですが、引き続き応援していただけると幸いです。
よろしくお願いします。
山形大学人力飛行機研究会Craft-Pal
’15代表/パイロット 都甲瑳彗