カーボン班
機体及び主翼の骨組み(桁)の設計、製作を行なっています。
我がクラフトパル内ではカーボンまたの名をCFRPと呼んでいます。
CFRPの説明についてはこちらのページを御覧ください。
以下交流会資料より(2016春)
Craftpal は桁を自分たちで焼いております。主に翼やコクピットに使う桁を作成しています。他には翼のリブ等の補強材としてのカーボンシート等も作っています。CraftPal の桁焼きについて簡単ですが説明します。
桁焼き手順
① 切り出し
桁巻きをするために裁断プログラムを用いて無駄なく、プリプレグを切り出します。この時の精度が桁表面の綺麗さに大きく影響します。
②離型処理
以前はイオンコートを使用していましたが、現在は離型効率の問題からフッ素系の離型剤を用いています。この作業は入念に行わないと離型できず発狂ものです。
③桁巻き
切りだしたプリプレグをパイプに巻いていきますが、このとき皺が生じると桁表面に凹凸ができ、また気泡が入るとその部分の強度が低下します。
最外層を巻き終えたら、染み出したエポキシを吸収させるためにピールクロスで皺が出来ないように全体を包んで、最後に全体的に加圧するためにシュリンクテープでテンションをかけながら巻きます。
余談ですが、使用部によって何層かが異なりますが、姫鶴の桁の中には10 層以上あるものがあり、無尾翼機に適した過去最強の桁となっています。膨大な時間を要し、相当な集中力が作成者には求められました。
最外層を巻き終えたら、染み出したエポキシを吸収させるためにピールクロスで皺が出来ないように全体を包んで、最後に全体的に加圧するためにシュリンクテープでテンションをかけながら巻きます。
余談ですが、使用部によって何層かが異なりますが、姫鶴の桁の中には10 層以上あるものがあり、無尾翼機に適した過去最強の桁となっています。膨大な時間を要し、相当な集中力が作成者には求められました。
④桁焼き
電熱線を通したガラス管をアルミパイプ中に入れ、温度計を各所につけます。次に断熱材でこれをくるみます。私たちはグラスウールをこのとき断熱材に用いています。これらが終わったら、桁焼き装置の温度調節プログラムを起動させ、桁焼きを始めます。
⑤離型
焼き終えたら桁をアルミパイプより離型します。
大雑把ですが以上になります。
大雑把ですが以上になります。